「スカーレット」“老け演技”で見せつけた俳優マギーの底力
3月28日に最終回を迎えた戸田恵梨香(31)主演のNHK朝ドラ「スカーレット」。30日から新たに窪田正孝(31)主演の「エール」が始まったが、世間にはまだまだ“スカーレット・ロス”という人も多いようだ。
ストーリー展開については賛否両論ありながらも、最後まで“らしさ”を貫いた「スカーレット」。終盤、ネット上には〈キャストの老け演技が自然〉という感想が多く見られるように。
「戸田さんは白髪を少し増やしていたぐらいで、極端な老けメークを施したワケではない。それでも少し猫背気味だったり、ひとつひとつの動作をゆっくりにするなどして、年齢を重ねたことを細かく演じました。息子役の伊藤健太郎とは実際には9歳しか差がないにもかかわらず、違和感なく『おかあちゃん』に見えたのは、さすがは演技派女優のひと言です」(テレビ誌ライター)
戸田だけではなく、元夫である八郎を演じた俳優の松下洸平(33)も、〈八さんが、ちゃんとおっちゃんっぽくなってる〉と、その老け方を褒める声は多い。
「とはいえ、老け演技が一番素晴らしかったのはマギーさんだと思います。初回の登場シーンでは常治(北村一輝)にまとわりつく子犬みたいな青年だったのが、いつのまにか好々爺に」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。