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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

TVが非常事態!増えた再編集や総集編そしてリモート出演

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、テレビが大変なことになっている。非常事態だ。4月は番組改編期なので、いつもならドラマもバラエティーも新番組でキラキラしているはずだが、ドラマはスタート延期、バラエティーも収録できず、再編集や総集編でお茶を濁している。

 バラエティーはもとから経費削減でひな壇トークか街歩きロケばかりやっていたが、どちらも収録もままならずお手上げ状態。街ロケは撮りだめしていたVTRを流すものの、即座に「2月〇日に収録したものです」のテロップ……。クレーム対応だけは万全だ。11日の「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ系)は、新木優子をゲストに「日本全国お取り寄せ醤油ラーメン」を紹介する企画だったのだが、ラーメン店の紹介VTRが店主自らスマホで撮った映像という手抜きっぷり。いくら不要不急の外出はダメといっても素人撮影の映像を見せて恥ずかしくないのか。

 情報番組もそう。緊急事態宣言以降、スタジオの出演者の間隔を空けるとかリモート出演とか……。各局横並びで一斉にやるから気色悪い。おためごかしに本番の時だけ間隔を空けても、打ち合わせの時もちゃんと距離を守っているか怪しいもので「報道ステーション」(テレビ朝日系)の富川悠太が陽性になって、ウソ(?)がバレた。

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