ギター漫談・堺すすむさん「な~んでか」誕生までは20年
僕はだれもやらない歌手のモノマネばかりをやっていましたよ。例えば「こんばんは、森進一です」というモノマネフレーズも、美空ひばりさんの「どうもありがと」も最初は僕なんです。ずっとやっていた。ある時、周りのモノマネ屋さんを見渡したら、右も左もみんなが、「こんばんは、森進一です」ってやっていた!
「こりゃ、どうしようもないな」と考え、モノマネをネタから外そうと決め、自分だけのネタを作ろうと考えに考えて、到達したのがなぞなぞを歌にするネタ。なぞなぞを出題するフレーズとして「な~んでか」にたどり着いたんです。「な~んでか」が生まれるまではトータル20年くらいかかったのかなあ。
■3年間スベりまくり、NHK出演がブレークのきっかけ
でも、そこからも3年間はスベりまくり。「な~んでか」をやっても全然ウケなくて、一時は「やめようかな」と考えたけど、「でも、こんなにおもしろい歌はないよな」と思って頑張ってました。
ある時、「サンデージョッキー」というNHKラジオのプロデューサーが「堺さん、それ番組でやりましょうよ」と言ってくれて。