安倍政権に100倍返し…“政界の半沢直樹”登場はいつ誰だ?
9日に放送された第4話の個人視聴率が14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今年放送されたドラマで最高数字をたたき出したTBS系連続ドラマ「半沢直樹」(日曜午後9時)。圧倒的有利な立場を盾に嫌味たっぷりで無理難題を押し付ける上司に対し、決め台詞の「倍返し」でうっちゃりを食らわす半沢……。
<上司にここまで啖呵を切れないよ><社内抗争ばかりで本業はどうなってるんだ>などと賛否両論あるものの、土壇場で見事に大逆転するストーリー展開にサラリーマンらの心はすっかりわしづかみされているようだ。
そんな中で9日の放送後、ネット上で「ズバリ、安倍政権そのものではないか」などとささやかれたフレーズがあった。半沢が発した次のセリフに対してだ。
<正しいことを正しいと言えること。組織の常識と世間の常識が一致していること。ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること。この当たり前のことが今の組織は出来ていない。だから誰かが戦うんだ>
なるほど、確かに今の安倍政権は、公文書の隠蔽、改ざんが当たり前。明らかに正しくないのに正しい――などと、首相や閣僚、官僚らが開き直ってウソをつく。そして森友学園の国有地売却で公文書改ざんを命じられ、自死した財務省近畿財務局職員のように、ひたむきで誠実に働いた者を評価するどころか、責任を押し付けて頬かむりだ。まさにドラマで描かれている腐った体質そのものだろう。
安倍政権に「100倍返し」する政界の半沢直樹の登場を国民は心待ちにしている。