BTSは節目を迎え注目の的に…芸能人の専属契約は“最長7年”
K―POPを代表する男性グループ「BTS(防弾少年団)」が今年6月、7回目のデビュー記念日を迎えた。今年は特に現地メディアの注目度が高かったが、それには理由がある。K―POPグループの大部分はデビュー7年の節目を越えられず、解散または活動停止してしまうからだ。というのも韓国の公正取引委員会は、芸能人の専属契約を最長7年と制限している。つまり7年を越えて活動するには新しい契約が必要であり、寿命が尽きたと見なされたアイドルは脱落していくわけだ。
期間の制限が設けられたのは2009年。当時は2004年デビューの東方神起が13年もの専属契約を結んでいることが報じられ、拘束期間の長さなどが「奴隷契約」との批判を呼んでいた。
■“奴隷契約”や暴行虐待が横行…
だが一方で、事務所側の言い分にも一理ある。K―POPは長い期間を費やして練習生を育成する仕組みであり、コストを回収する前に移籍されたらビジネスが成立しない。こうした主張と「奴隷契約」との批判がせめぎ合い、現行の7年に落ち着いている格好だ。