アンジャ児嶋「半沢直樹」以前からイケメンオーラ全開?
9月27日放送の最終回の平均世帯視聴率は32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。驚異的な数字で有終の美を飾った堺雅人(46)主演の「半沢直樹」。最終回から時間が経った今も、ネット上は〈半沢ロスになってる〉〈次はいつ見られますか? 待ち遠しい〉と、終了を惜しむ声であふれている。
堺をはじめ、柄本明(71)、香川照之(54)、片岡愛之助(48)、筒井道隆(49)、江口のりこ(40)と、とにかく濃い面々が濃い演技を繰り広げた「半沢直樹」。その中で抑え気味な演技ながらも、しっかりとその存在を印象づけたのは、議員秘書・笠松茂樹役を演じた、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉(48)だろう。
「セリフこそ多くはなかったものの、児嶋さんは回を重ねるごとにどんどん存在感を増していきましたね」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
最終回ではしっかり見せ場もつくった。
「半沢を前にして語った、白井大臣(江口)を思う強い気持ちにグッときてしまったのは、私だけではないと思います。児嶋さんの役者デビューは、2008年公開の黒沢清監督の映画『トウキョウソナタ』。以降、コンスタントにドラマにも出演しているし、児嶋さんを使いたがる監督が結構いることで知られています。実は役者としてはなかなかのキャリアの持ち主。どの役を演じていても、違和感がなく実にさりげない。“アンジャッシュの児嶋”ではなく“役者の児嶋一哉”としてスッと作品に溶け込んでいるのが特徴ですよね」とエリザベス松本氏。