玉木宏「極主夫道」が大健闘 昭和的“ベタ”コントに安心感
おおのこうすけ氏原作の同名コミックのドラマ化で、「不死身の龍(たつ)」と呼ばれた元極道が専業主夫となり、家族や、さまざまな事件が起こる町の平和を守る姿を描く「最強の主夫が大奮闘するドタバタ痛快劇!!」(番組公式HPより)だ。
ネット上の評価は、原作ファンからは辛口の意見が多いものの、〈声に出して笑ってしまうくらい楽しい〉〈お気楽に見れて最高〉〈気持ちよく月曜が迎えられる〉など、おおむね好評だ。
「玉木さんが振り切っていて魅力的ですが、正直に言うと、個人的には世帯視聴率でここまで健闘すると思いませんでした」
そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「たまたま家政夫つながりですが、テレビ朝日の人気シリーズ『家政夫のミタゾノ』に通じるものがあります」と、こう続ける。
「極端な設定ながら、誰が見ても分かりやすいキャラクターで、1話完結型。奇をてらった演出もなく、ストレートなドタバタに終始して、ちょっとだけ教訓めいたものもある。昭和のドラマやドリフのコント的な作りに、ある意味、安心感を覚えるという視聴者が支持しているのでしょう」
確かに日曜の夜遅い時間帯には、“考察”も“キュン”もいらないかもしれない。