著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

“漢字1文字”で今年を振り返ってみると…本命は「禍」かな

公開日: 更新日:

 先日、ゲンダイ編集部にこのコラムのお褒めのファクスを送ってくださった鎌倉市在住の83歳のご婦人がいたそうで厚く御礼申し上げます。放送でも出版でも批判をしてくる方は大勢いますが、称賛をわざわざしてくださることってなかなかないことなんで素直にうれしく思ってます。

 さて話は変わって年末になると、毎年、その年の流行語や10大ニュースが話題になるんですが、忘れちゃいけないのが今年の漢字1文字ってやつです。少し前に今年の1文字を聞かれて「変化」……再度1文字と問われて「責任」と答えてしまった総理大臣がいました。さすが「募っても募集はしてない」でおなじみのトンチンカン迷言首相ですね。

 ところで1文字で今年を振り返って考えると、普通にオリンピックが開催されていれば、「金」とか「輪」、もしくは盛り上がりを表して「歓」や「沸」だったのかなぁ。しかしコロナで全てご破算に。印象に残るのはコロナばかり。「菌」じゃあストレート過ぎるなぁ。「密」は、それをやめましょうってことで使ってたんだからボツ。みんなで自粛してたから「粛」。それかコロナ禍という言葉で鍋とは違う漢字である存在感をみせた「禍」は本命ですね。リモートワークや飲食店のアクリル板のイメージだと「隔」なんかは対抗馬ですかね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  2. 2

    「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠で真田広之が渡辺謙をついに凌駕 「英語力」「謙虚さ」が生んだ逆転劇

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    神田正輝「旅サラダ」“有終の美”前に拒絶態度は変わらず…沙也加さん元カレ舞台中止で復帰は絶望的

  5. 5

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  1. 6

    キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態

  2. 7

    「朝だ!生です旅サラダ」司会27年半ついに降板…神田正輝が描く引退後の“終活”プラン

  3. 8

    「ラストマイル」興収50億円の大ヒットでも…満島ひかり初の「最優秀主演女優賞」を阻む長澤まさみの存在

  4. 9

    「SHOGUN 将軍」は平岳大も凄い! 真田広之の“後継者”になれるか…ハワイ移住4年で掴んだ国際派俳優のチャンス

  5. 10

    『SHOGUN 将軍』快挙に木村拓哉の悔恨…『未来への10カウント』出演で大チャンスを棒に

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  3. 3

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    阿部巨人が《もっともビビる》阪神投手の復帰でCS戦々恐々…Gナインに根付く苦手意識

  1. 6

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  2. 7

    兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ

  3. 8

    やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念

  4. 9

    キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態

  5. 10

    神田正輝「旅サラダ」“有終の美”前に拒絶態度は変わらず…沙也加さん元カレ舞台中止で復帰は絶望的