「恋母」人気ジワリは狙い通り 個人視聴率重視とSNS拡散力
近年には珍しく“恋愛もの”が並んだ今期の民放GP帯の連続ドラマ。しかし、世帯視聴率ではなかなか2ケタに届かないのが現状だ。
恋愛ドラマで唯一、初回2ケタだったTBS系金曜ドラマ「恋する母たち」も第2~4話は7%台だったが、以降、じわじわ盛り返している。
「他の恋愛ドラマも7~9%の間で推移していて、確かに世帯視聴率は物足りないように映るかもしれないですが、それは各局とも織り込み済み。これまではシルバー層に支持されやすく、世帯視聴率に直結する1話完結の刑事ものや医療ものが多かったのが、今年の春から“個人視聴率”を重視する流れに。それで恋愛ドラマが復活したといわれています」(テレビ誌ライター)
実際ネット上のエンタメ記事では、世帯視聴率に関係なく恋愛ドラマに関する見出しが目立つ。特に女性向けサイトでは「恋母」の話題で盛り上がっているようだ。
「恋母」は女性誌に連載された柴門ふみ氏の同名漫画が原作。同じ高校に通う3人の息子の母親を木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が演じている。それぞれの“恋”のお相手役には小泉孝太郎、磯村勇斗、阿部サダヲ。