綾瀬はるかは日本のアクション牽引 広瀬すずの意外な実力
21年1月期の連続ドラマも高視聴率が見込める“警察もの”がズラリ。水谷豊(68)主演の『相棒season19』(テレビ朝日系)をはじめ、実に10本もの警察ドラマがラインアップされている。
この中でテレビ関係者が注目しているのは、TBS系「日曜劇場」で綾瀬はるか(35)が主演する「天国と地獄~サイコな2人~」だという。脚本は「義母と娘のブルース」(TBS系)、「JIN -仁-」(同)、「世界の中心で愛をさけぶ」(同)などの作品でお馴染みの森下桂子氏。事前に綾瀬の希望も極力取り入れ、それが存分にドラマに反映されているという。
「何と言っても、この作品の注目は綾瀬さんのアクションシーン。新しいトレンドが生まれるのではないかという期待が高まっています。これは偶然ですが、この『天国と地獄』の放送中に、綾瀬さんの主演映画『奥様は、取り扱い注意』が公開されます。映画もアクションシーン満載ですから、相乗効果で大きな話題になるでしょう」(テレビ関係者)
日本のテレビ業界がもっとも影響を受けるといわれる米国のテレビ業界も、10年以上に渡って女性捜査官を主人公としたアクションドラマを番組制作の柱としている。
「アブセンシア~FBIの疑心~」「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」「クリミナルマインド FBI行動分析課」「フリンジ」「ホワイトカラー」といった、日本でもおなじみの人気ドラマだ。いずれも脚本のクオリティーが高さに加えて、主演女優のビジュアルの美しさ、演技力、そして視聴者が思わず溜息を漏らすような高いアクション能力を兼ね備えている点が特徴だ。
「日本のテレビ業界が、ハリウッドの成功に追随できないのは、これらの条件を全てクリアできる女優の数が決定的に少ないためです」(前出・テレビ関係者)
そういった意味では「カリ・シラット」という格闘武術を巧みに使いこなし演技力も申し分ない綾瀬は、日本の芸能界において大変貴重な女優と言える。