ジャニーズはアイドル専門学校「人気と実力は別」とOB語る
ジャニーズのルーツ編(11)
ジャニーズ事務所の退所者が止まらない。昨年だけでも元SMAPの中居正広、元NEWSの手越祐也(写真)、山下智久、少年隊の植草克秀、錦織一清も退所していった。今年もTOKIOの長瀬智也の退所が確実視されるなど、今後も退所者は続くと予想されている。
かつて、ジャニーズの退所者はデビュー前のジュニアにはいたが、すでに活躍していたタレントは少なかった。それが17年のSMAPの解散・メンバー3人の退所を機に増え始めている。事務所の創設者にしてジャニーズのカリスマだったジャニー喜多川社長が亡くなったことも少なからず影響しているが、辞めていくほうが自然だと思う。
ジャニーズは既成の芸能事務所と違い学校のようなものといわれている。それもアイドル専門学校。本来、芸能界志望者はそれぞれ俳優・歌手・芸人を志望して芸能事務所と契約するが、ジャニーズの場合、「アイドルになりたい」という動機で入ってくる子が大半。アイドルは一生続けるのは難しい。将来、どの道に進むかを選択する場としてあるのがアイドルの世界。医学部に例えれば、医学全般を学びながら自分の適性を考え、外科・内科など、将来、なにを専科にするか決めるのと似ている。