東山紀之は結婚報告会見で妻・木村佳乃の名を出さなかった
結婚後も暗黙の規制があった。夫婦、親子で公の場は避け、テレビなどで妻や家族の話はできるだけしない。この背景にあるのが「結婚してもアイドル」という考え方に他ならない。ファンは妻や子供がいるのを事実として受け止めていても、テレビでは「結婚してないことにして見ている」という複雑な心理を持っている。
家族で仲良く買い物する姿などが見えたり、タレント自らの口で語られることは、寝た子を起こすようなもの。結婚している現実をファンが再認識してしまったら、熱は冷めていく。
ファンを刺激しないことを象徴するようなことを感じたのが2010年の東山紀之の結婚報告会見だった。2000年の木村拓哉に続いての単独会見で女優・木村佳乃との結婚を発表した。
神妙な顔で臨んだ東山。入籍日はジャニー喜多川氏の誕生日・10月23日と報告すると、囲んだジャニーズ担当記者も驚いたが、これがことさら大きく報じられることになった。しかし、ジャニ担記者からは一切触れられることのなかった驚くべき事実があった。