石原さとみ「恋ぷに」8%台で終了も…実は“成功作”だった

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「石原×綾野の組み合わせは、確かに豪華。ただファンタジーに寄りすぎて、“この組み合わせで見たかったのはこれじゃない感”を覚えた人が多かったと思います。全10話のところを9話で完結させ、その翌週にわざわざSP版として放送するのは、話題づくりでしょう」(制作会社ディレクター)

 そんな意見もあるが、テレビコラムニストの亀井徳明氏は「作品としての評価は、人それぞれ。石原さんと綾野さんの演技を楽しんだ人も確実にいるし、酷評しながらもつい最後まで見てしまった人もいる」と、こう続ける。

「ただ放送されているものを見るだけじゃなくて、同時にSNSで発言したり、その反応を楽しんだりというのが、デジタルネイティブ世代のテレビ番組の接し方です。ツッコミどころがあれば大喜利状態になる。『恋ぷに』はその世代を意識しての、あえての作りだったのかな、という気がします。脇でいいカップルを演じた今田美桜さんと渡邊圭祐さんのような若手への期待も感じさせました。世帯視聴率が1ケタだろうが、ネット上に酷評が多かろうが、話題になればまず成功。作品の評価よりも、若者の接触の機会を増やそうという姿勢は理解できます」

 石原と綾野のキスシーンでも〈うっとり〉と感じる人もいれば、〈綾野剛は人妻になったさとみちゃんとキスしたかったからこの役を引き受けたんだな〉なんて深読みする人もいる。どんな角度からでも見方は自由。人魚の石原を見たかった? それは無理か。

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