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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

大学時代は理論派だった ハナコ岡部の先輩の「難しい笑い」

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「すごい的確なアドバイスしてくれる宮下さんっていう先輩がいたんですけど、その宮下さんが、後の『ひょっこりはん』です」(岡部大/テレビ朝日「アメトーーク!」6月10日放送)

 近年、大学お笑いサークル出身の芸人の活躍が目覚ましい。「M―1グランプリ」(テレビ朝日)前回王者のマヂカルラブリー村上も、前々回王者のミルクボーイも大学お笑い出身である。その中でも、最も勢いのあるサークルのひとつが早大「お笑い工房LUDO」だ。

 1998年に設立されたこのサークルは、2017年「キングオブコント」(TBS)準優勝のにゃんこスターのアンゴラ村長や、同18年優勝のハナコの岡部、ピン芸でブームを巻き起こした、ひょっこりはんらを筆頭に多くのプロ芸人を輩出している。そのひとりである岡部大(32)が大学時代を振り返った言葉を今週は取り上げたい。

「俺らお笑いサークルなんやけど、入ってみない?」

 正統派漫才コンビ「エガラモガラ」として大学お笑いの大会に出ていた岡部に、ひょっこりはんこと宮下聡(34)が声をかけたことから2人の関係は始まった(日本テレビ「黄色いサンパチ」21年3月25日)。

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