「ジャニーズっぽくない」がホメ言葉? 岸優太、増田貴久、重岡大毅が見せた“普通”の強み

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 芸能ライターの山下真夏氏も「岸さんが演じた深澤は大きな迷いや苦悩を抱えていた役どころ。最初は大丈夫かなと思えるほど声が小さかったですけれど、いま思えばあれも役作りかなと。回を重ねるごとに成長し、立派な医師となり歩き出した深澤を、岸さんは分かりやすい演技で見せてくれたと思います」と、さらにこう続ける。

「普通っぽさという点で頭ひとつ抜けているのが増田さん。とにかく最近はドラマの出演が多い。『ボイス』も脇役とはいえ、主演の唐沢寿明さんの弟分役で、出番が多いメインキャストです。『古見さん』では、35歳にして高校生役を演じることが話題となりましたが、増田さんの制服姿に何の違和感もないのが怖いほどです」

 また、重岡主演の「#家族募集します」は〈とにかく毎回泣ける〉〈家族っていいなと感じられる〉など、〈派手さないけど、いいドラマ〉と評判を呼んでいる。

「重岡は、このドラマがゴールデンの初主演。世帯視聴率こそ振るいませんでしたが、彼の泣きの演技は〈もらい泣きしちゃう〉の声も多く、爪痕は残したといえるでしょう。まあ、最もジャニーズっぽくない風間俊介も、今や売れっ子俳優ですからね」(前出のテレビ誌ライター)

 普通っぽさが売りのアイドル――何だか矛盾しているような気もするが、ピカピカでキラキラの王子様系だけが生きる道ではないというのが、これからのジャニーズの“普通”らしい。

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