大久保佳代子、いとうあさこ、小林麻耶…“おひとりさま芸能人”に「介護脱毛」が流行るワケ
タレントの大久保佳代子(50)が「上田と女が吠える夜」(11日放送/日本テレビ系)で、「介護脱毛」をしていることを明かした。
大久保は「やってますよ、いわゆるVIO脱毛」と話しだし、2年ほど前に、自身も介護脱毛をしているというおぎやはぎの小木博明(50)に「今後結婚しなかったら、介護が必要になった時に他人の手をわずらわすことになるからきれいな方がいい」と言われて始めたという。
「VIO脱毛」とは、いわゆるVライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(肛門付近)のムダ毛を処理することで、将来的に介護が必要となった場合、介護者の負担にならないためにそうした部分の脱毛をしておくことを「介護脱毛」と呼ぶという。さらに番組では、大久保に話を振られたいとうあさこ(51)も介護脱毛をしていることを明かしていた。
現役介護士は“効果”を一蹴
今年8月に医療脱毛専門「リゼクリニック」(医療法人社団風林会)が、40~50代の男女1100人に聞いた「老後と介護に関する調査」の結果報告によれば、男性の31.1%、女性の54.9%が介護脱毛を希望しており、「介護脱毛」の認知度も年々上がっているという。しかし、さる現役介護福祉士は「介護脱毛」についてこう一笑に付すのだ。
「介護の現場で一番大変なのは、排泄物のお世話なので、毛がないと多少はやりやすいかもしれませんが、それは大きな問題ではないです。介護する側でそんなことを気にしている人はまずいないと思いますよ。また介護される側も排泄物のお世話が必要な段階といえば相当重度の状態で、認知症が進んでいるケースも多い。恥ずかしいなどという気持ちは消えています。そういうことを気にするのは有名人特有の見えで、自意識過剰なんじゃないですか。何をカッコつけているんだ? 気にする必要はないですと言いたい」
“介護脱毛ブーム”は、芸能人に限られた現象なのかもしれないが、ブログで介護脱毛をしていることを明かしていたのは、フリーアナウンサーの小林麻耶(42)。小林は7月28日に「医療脱毛の進化!」として、「あまりの痛さにVIO脱毛を断念することがある私ですが最新機器の凄さに驚愕しております!! 時代は進んでいますね! あまりに痛くなくて『え! もう脱毛始めてるんですか?』と笑ってしまったくらい」と投稿している。ご丁寧に店のリンクまで張られているが「★回し者ではないんです」とも書き添えられており、ステマは否定している。
大久保もいとうも、整体師の夫と離婚協議中という小林も“おひとりさま”。家族以外の人に介護を受ける場合を見込んで、介護脱毛までして備えておきたい気持ちは、“生涯ひとり”という覚悟の表れかもしれない。