投票率が上がれば世の中は変わるよ もうそろそろ怒ってもいいんじゃないの?
さて総選挙である。
いよいよ選挙戦の終盤だ。世の中は盛り上がっているのかいないのか。それがよくわからない。大半の国民は、まず今が選挙期間中だと知らない。大袈裟に聞こえるかも知れないが、実際それぐらい関心がない。選挙ポスターを掲示板で見かけても、それが国政選挙か地方選挙かの違いもわからない。自分の選挙区の候補者も知らない。各政党の違いも知らない。もちろん野党共闘も知らない。なぜなのか。皆が無関心なほうが現政権に有利だからである。
だから投票率はとにかく低い。しかし全体の30%ほどの人の意見で政権を担う党が決まるのは絶対に正しくない。そうなれば組織票が有効になる確率が高い。権力側はあらゆる力を使って票を集める。そしてマスコミにはできるだけ選挙報道を控えさせ、国民の目をそらし、無関心にさせておく。いやに都合よく選挙前1週間で飲食店の時短制限が解除されたのもその一手ではないのか。
どうせ愚民だとバカにされているのです。もうそろそろ怒ってもいいのではないですか。それでも毎回「いや今回はかなり盛り上がっているのでは」と期待するのだが、蓋を開けると過去最低の投票率だったりしてがっかりする。今回も期日前投票が500万人を超え、前回よりも100万人以上多いらしいのだが、これでぬか喜びはできない。