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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

熊田曜子の圧倒的有利だが、勝っても「勝者」はいない 夫との裁判はむなしすぎる

公開日: 更新日:

 この裁判自体は、熊田と夫との離婚とは直接関係のない判断となるが、その判決は熊田の離婚問題に大きく影響するだろう。仮に暴行を認める判決が出たとなると、離婚したい熊田が圧倒的有利になる。5年前にも夫の暴力で警察に相談していたということから継続的な暴力行為があったということで、離婚調停・裁判という流れになっても、離婚前提で進む。民法上は「婚姻を継続しがたい重大事由」というものがあり、継続的暴力、不貞行為、金銭を家庭に入れないなどが規定されている。不貞や暴力は一発アウトもあり、慰謝料や養育費の算定要素にも絡んでくる。

 今後、夫は熊田に浮気があったという「特殊事情」を明らかにしていくという情報もあるが、これが判決にそれほどの影響を与えるとも思えない。考えられるのは、熊田側がイメージダウンを考えて示談などの譲歩をすること。ただ、熊田側から見れば浮気の話を出されただけですでに一定のダメージを受けており、夫を許す効果は小さいといえる。

 いずれにせよ、今回の騒動はどちらが勝っても勝者はいない。民事では逆に夫が熊田の不倫相手に慰謝料を求める裁判を起こしており、芸能マスコミは流れを淡々と伝え続けるだけだ。

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