著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<115>「アプリコ」閉鎖、従業員たちは給料1カ月分の上乗せで解雇された

公開日: 更新日:

 田辺市内にある野崎幸助さん所有の不動産をチェックしてみた。鉄筋コンクリート造りの賃貸マンションなどが数棟あり、これらは「ピロポ」マンションと名付けられている。それを見にいった私はニヤリとしてしまった。

 従業員たちは誰も「ピロポ」の意味を知らず、多分、社長は東京からはるかに離れた紀州の田辺の地でニンマリしていたのではなかろうか。

 ピロポとは六本木の瀬里奈グループが持つ高級クラブの店名だ。現在は銀座に移動して「ニュー・ピロポ」として営業をしているが、そこから名前が付けられていたのだ。社長の古くからの友人が言う。

「社長はピロポが大好きで、このお店の若くて清純そうなホステスがお気に入りだったんです」

 紀州の田辺に「ピロポ」と名付けられた建物が多くあるとは、ピロポのホステスさんたちもビックリのことだろう。ちなみに「アプリコ」が入っている4階建ての自社ビルも名目上は「ピロポ・ビル」となっている。

 そのほかにも重厚な日本家屋が売りに出されていた。これらの資産の計算もまだまだされていないし、和歌山県内にも数多く所有しているのだ。田辺市の隣町の中古住宅には、かつて社長の会社のイメージガールだった西川峰子(現・仁支川峰子)さんの写真入りの看板も置かれていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで