著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<155>捜査員が注目する「掃除機」は社長が亡くなる前、早貴被告が購入していた

公開日: 更新日:

 2020年の1月下旬に捜査員がそれまでと違う動きを始めたことで、いろいろなところから連絡が来るようになった。

「掃除機の写真を見せられて、使っているのを見たことがありますか? と聞かれました」

「掃除機?」

「ええ、自宅にあった掃除機で、社長が亡くなる前に購入したそうですけれど」

「オレは知らないなあ。普段、掃除機は1階の風呂場の脇に置いてあるんだけど」

 調べていくと、イブが亡くなった後に木下さんが野崎幸助さんに「吸い込みが悪いので、性能が良いコードレスの掃除機を買って欲しい」とお願いし、金をもらった早貴被告が市内の量販店で購入したということが分かった。

「掃除機から出たそうですよ」

 名前は伏せるが、関係者からピンポイントの話を聞くことができた。

「出た?」

「ええ、覚醒剤でしょ。捜査員は興奮してましたから、相当力が入っているんだなと感じました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末