大泉洋「鎌倉殿」での好感度ダウンは織り込み済み 「頼朝嫌い」大合唱がむしろ好都合なワケ
〈神回〉の声しきりだった。小栗旬(39)主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、その17日放送の「足固めの儀式」で源頼朝(大泉洋)が、御家人たちの目の前で上総広常(佐藤浩市)を討ち取らせた“衝撃”の余韻は、いまだに続いているようだ。
「〈上総介を偲ぶ会〉なんてハッシュタグが立ち上がるほど、佐藤さんが演じた愛嬌のある広常は人気のキャラでしたからね。その一方で〈全部大泉が悪い〉〈頼朝嫌い〉がトレンドワードになるなど、大泉さんはすっかり悪者扱いです」と制作会社関係者は苦笑いするが、笑ってばかりもいられないらしい。
韓国では50%を超える高視聴率を誇ったドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」(2003~04年放送)。日本ではNHKで04~05年に放送されたが、「そこで初めて悪役を演じた韓国の女優キョン・ミリさんは、あまりに名演技だったために視聴者の反感を買い、好感度が下がってCMが減るなど、後の仕事に悪影響が出たなんてエピソードが残っています」(テレビ誌ライター)。
視聴者が役柄のイメージと同一視してしまうのは演技力のなせる業だろうが、それで役者本人の好感度が下がってしまったら……芸能人としては確かにきつい。