親日家だったオリビア・ニュートン・ジョンさんの「プロ魂」 福島公演では復興祈る
日本との関係も深く、来日は10回以上。2015年のツアーでは、東日本大震災からの復興を祈り、福島公演も行った。自伝発売の際は、こんなコメントを寄せていた。
《私はこれまで世界各地を訪れましたが、なかでも日本という土地、そしてそこに住む人々のことは、ずっと心に留めてきました。私は日本食が大好きですし、尊敬と寛容の精神という日本が誇る長年の伝統も、非常に素晴らしく思っています》
私生活では1992年、43歳のときに乳がんを患い、治療を続けながら、前向きに生きた。「30年以上にわたる乳がんとの闘いで、勝利と希望のシンボルになった」との声明を遺族は出している。
■2021年に「旭日小綬章」授与
長女クロエ・ラタンジー(36)は女優、声優、そして歌手。2010年に揃って来日した。21年には、日本国の音楽文化の発展及び友好親善に寄与したとして、政府により旭日小綬章が授与された。明るく前向きで、映画や音楽、慈善活動でも自分らしく生きたオリビアさんの姿はファンには永遠だ。