EXIT人気は兼近の戦略の勝利か お笑い第7世代のライバル霜降り明星との決定的な違い

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 霜降り明星は18年のM-1グランプリ王者と、漫才の実力は折り紙付き。対照的に17年結成、"ネオ渋谷系チャラ男"なんて称されるEXITは、「一過性の人気で終わると見る向きも多かったですね」(スポーツ紙芸能デスク)。

 ところが、今やお笑い以外にもアーティスト、小説家、ファッションプロデューサー、そして"ランナー"など八面六臂の活躍で、ネットニュースにならない日がない。

「単なるチャラ男キャラで終わらせず、世間に《チャラそうに見えて実は真面目》というイメ-ジが広がったのが大きいですね。EXITの"イメージ戦略"は第7世代の中でもズバ抜けていて、ブレーンは間違いなく兼近さんでしょう。ビンボーな家庭で育ったことをネタにするお笑い芸人は結構いて、兼近さんもそうですが、厳しい環境で苦労したぶん、ド根性もあるんでしょうけど、たぶん子供の頃から周囲の大人をよく観察し、何をすればウケるかという"空気"を読んできたのが今に生きているのでは。芸人で売れ続けるためには世の中の空気を読みつつ、それに合わせてマイナーチェンジを図っていく必要がある。それができているのがEXITの2人なんでしょう」(広告代理店関係者)

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