キムタク主演の超大作 失敗許されない製作費20億円の重圧…“信長リスペクト”求める徹底ぶり
■キムタクに信長が憑依?
「木村さんは3度目の共演となる綾瀬さんとは初の夫婦役でしたが、息もぴったりでした。撮影中はまるで信長が憑依している感じで、木村さんの役への入り込み方が半端ではありませんでした」(制作スタッフ)
信長が生涯を閉じた49歳を本作撮影中に迎えただけに、数々の作品で主演を務めてきたキムタクにとっても、今回の信長役は特別だったという。
「ぎふ信長まつり」のトークイベントでは、キムタク、伊藤とともに登壇した大友啓史監督が、「信長は実際に生きた人なので、失礼のないようにということをスタッフ一同、とても大切にしてきました」と話していたように、スタッフ全体に信長へのリスペクトが浸透していたとのこと。それはプロモーションでも一貫していて、インタビューの際、取材するメディア側にも“信長リスペクト”を求めたという。
「キムタクは信長のことを『カレ』と呼んでいましたが、インタビューの際、映画の宣伝スタッフからは、キムタクの前では信長のことをくれぐれも『織田信長さん』と呼ぶようにと念を押されました。歴史上の人物なんだから別に『信長』と呼び捨てでもいいのではと思いましたが、一応、インタビュー中は『織田信長さん』で通して従いました(笑い)」(映画ライター)
製作費だけでなく、信長への想いも半端ではない超大作映画。スタッフ、キャストの本気が映画ファンを魅了し、期待を大きく上回る興行成績を収めることはできるか。