氷川きよし「きよしこの夜」潜入ルポ 中学時代のいじめや号泣レコーディング“秘話”を明かす場面も

公開日: 更新日:

高齢ファンもドラコンボールに熱狂

 以前は迷い気味だったファンも、曲のサビでキレイにライトを振り、すっかりきーちゃんワールドに染まっていた。

 今回は自己紹介も前半の演歌コーナーからほぼ呼称は「Kiina」で統一。フリートークでは中学時代いじめに遭い、学校にほとんど行っていなかったこと、望まない楽曲に泣きながらレコーディングしたことなどをさらりと吐露。生きづらかった過去の経験を歌に織り込んだ新曲「魔法にかけられた少女」のMVも話題だが、まさに過去を昇華している様子が見える。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

■「不死鳥伝説」のはじまり

「最近の氷川さんのルックスの進化も含め、ご自身の覚悟と自分の道を手に入れた安堵感が感じられます。性の問題は人間性の問題。コンサバな演歌界で何十年もかけて自分の道を認めさせ、演歌ファンをも取り込んでしまう氷川さんは何も言わなくとも悩んでいる人に勇気を与える存在です。しかもすべて歌という“実力”で変えてきたところが氷川さんの功績。休業期間があけたらKiinaに一本化する布石でしょう」

 年内はレコード大賞と大晦日のNHK紅白の出演がラスト。氷川きよしの不死鳥伝説がはじまった。

(取材・文=岩渕景子/日刊ゲンダイ) 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」