北川景子はクールビューティーも温和なキャラも両方ハマる“絵になる女優”
女優が主演級で息の長い活躍を続けるためには、圧倒的に似合うハマり役があったとしても、一つのパターンばかり演じて飽きられるのは避ける作品選びが重要。
かつて菅野美穂は20代の頃に映画「富江」で主演して脚光を浴びてホラー映画のオファーが山ほど来たが、ホラー映画女優という色が付かないように当時のマネジメントスタッフが断っていたという。
■美しいビジュアルに加え、芯が一本通っている
北川景子もまたクールビューティーというイメージの座標に決してとどまらず、つねにチャレンジしている。今作「女神の教室」は、前田旺志郎が演じる素朴なお調子者キャラを除くと、残りの教え子の学生(演じているのは南沙良ほか)がいずれもクールで、北川景子は仲良くなろうと歩み寄る側の役で、彼女の女優としての守備範囲の広さを表している。
彼女が幅広い年齢層の男女に支持されているのは、ビジュアルが美しいだけでなく、芯が一本通っていることがにじみ出た人間性の魅力も共感を得ているからだろう。