杉本哲太は連ドラ2本にTBS日曜劇場まで…「銀蝿一家」一番の出世頭が引っ張りだこなワケ
今は俳優として超売れっ子の杉本だが、1982年のデビュー当時は歌手。当時大人気だった「横浜銀蝿」の弟分として、「紅麗威甦(グリース)」というロックバンドでボーカルとギターを担当していた。
「当て字に時代を感じますよねえ。当時は空前のツッパリ・ブームでしたから、紅麗威甦も若い女性からキャーキャー声援を送られる人気者。革の衣装に身を包み、サングラス姿でニコリともしない様子で歌番組に出演していました。いま番宣などで腰が低くにこやかな様子の杉本さんからは想像もつかないぐらい、とにかくとんがっていたんです」(レコード会社関係者)
やんちゃな元ツッパリの杉本も、92年に女優で刺繍作家の神津はづき(60)と結婚。数年前に“フライデー”された過去もあるが、トーク番組で神津を「よくできた奥さん」と表現したり、「娘が演技のチェックをしてくる」と話すなど、家族仲は良さそうである。
「コワモテゆえ、刑事や嫌な上司役なども多いですが、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年放送)の“ミスター肋木”こと永井道明のような、ついクスッと笑ってしまうキャラを表現するのも非常に上手なのが強み。表情と間合いが独特で、コミカルなんですよね」(前出の山下真夏氏)