NHK大河「どうする家康」の評価に変化 新解釈プラスし“歴史ファンタジー”で視聴率好転

公開日: 更新日:

 嵐・松本潤(39)が徳川家康を演じ、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」を手掛けた古沢良太氏が脚本を担当し、その厳しい選択だらけの人生を描くNHK大河ドラマ「どうする家康」。

 放送直後から、装填に時間がかかるとされる火縄銃を連射するシーンや、第4話で登場した清洲城が中国の紫禁城のように描かれたシーンなどに対し、ネットを中心に《歴史考証はしっかりしてほしい》とツッコミが入っていた。

 一方で、《大河として見るとつまらんけど、るろうに剣心的なファンタジー目線で見ると大変面白い》《大河というか歴史ファンタジー感だな。そう思って視ると面白いけど》と、史実をもとにしたファンタジー作品と割り切れば面白いと評価する声も見られた。

 特に5話、6話を通して描かれた伊賀忍者たちが、元康の妻・瀬名(有村架純)らを奪還する回は、忍者活劇のような仕上がりで、鵜殿長照の息子二人と瀬名と子供二人の人質交換が行われたという史実の大筋以外は、創作感の強いものとなった。

 しかし放送を重ねるごとに視聴率が減少していたが、5話を機に盛り返しを見せ、ネットの声でもある通り、この「大河ファンタジー」を楽しもうと割り切る視聴者が増えてきたのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  5. 5

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  1. 6

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 7

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853