北公次がジャニーズ性加害を訴える“肉声ビデオ” 暴露本に関わった村西とおる監督が発売の動き
元フォーリーブスのメンバー、北公次とジャニーズ事務所、それからメディア。ジャニー喜多川氏の性加害報道に端を発した芸能プロとメディアの闇の根深さについては先週、触れたが、騒動の大本ともいえる北が書いた暴露本「光GENJIへ」(1988年、データハウス)の関係者でもあったAVの帝王、村西とおる監督が当時の北をインタビューしたビデオを発売予定だという。「光GENJIへ」シリーズの反響もすごかったが、もし北の切々と訴える音声が発売されれば、かつてとは比べものにならないほどの激震が走る。
そもそも今回の性加害報道で村西監督を駆り立てたものは何か。実は35年前のジャニーズのトップアイドルAとAV嬢Bの「金沢の一夜騒動」だった。ここでは名前を伏せる。
人気絶頂のAが金沢でのコンサート後、裏方のアルバイトをしていたBの部屋にやってきて「アダルトビデオな状況」になったという。村西監督はこの話をもとにしたAVを制作し、発売するつもりだった。ところがジャニーズ事務所はこのことを記事にした週刊誌に詰め寄り、同誌の本社に故・メリー喜多川氏(当時副社長)と藤島ジュリー景子現社長、広報担当のS氏とA本人が顔を揃えて村西監督とBと対峙することになった。