市川團十郎もソッポ…本家ツイッター“消滅”でもスレッズが覇権を握れない「致命的弱点」
実業家のイーロン・マスク氏が買収したツイッターの迷走が止まらない。7月24日、ツイッターのWeb版に表示されるロゴが従来の青い鳥から「X」のマークに変更。マスク氏が所有する「X.com」のURLからツイッターにリダイレクトされるようになった。さらに、同26日にはツイッター公式アカウントのユーザーIDが「@twitter」から「@X」に。ツイッターからXブランドへの刷新が加速している。
一連の動きに猛反発しているのが“ツイ廃”と呼ばれるヘビーユーザーだ。長年親しんできたツイッターの“消滅”を嘆く声が噴出し、「サラダ記念日」で知られる歌人の俵万智氏も自身のアカウントで「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」とブランド変更に対する違和感を短歌として投稿した。
そうした中、マスク氏に愛想を尽かしたユーザーたちから「ツイッターからの乗り換え先」として注目を集めているのが、フェイスブックやインスタグラムを運営するメタ社が今月6日にサービスを開始した短文投稿型SNS「スレッズ」だ。公開から5日足らずで利用者が1億人を超え、オンラインサービスとしては史上最速のペースで急拡大し、本家のツイッターを猛追している。
25日にはユーザーから要望が寄せられていた「フォロー相手の投稿のみのフィード表示」を実装し、機能面でもツイッターと遜色のないスレッズだが、果たして今後の見通しはどうなのか?