市川團十郎もソッポ…本家ツイッター“消滅”でもスレッズが覇権を握れない「致命的弱点」

公開日: 更新日:

スレッズのアクティブユーザーは2週間で7割減?

「どれだけツイッターがオウンゴールを重ねても、スレッズが覇権を握ることはないでしょう」と語るのはSNS事情に詳しいIT関係者だ。

「そもそもスレッズが驚異的なペースでユーザーを増やせたのは『インスタのアカウントから簡単に登録できる仕様』だったおかげです。インスタ利用者が世界で20億人以上いることを考えれば当然の結果。サービス自体の魅力で新規利用者を増やせたわけではありません。案の定、サービス開始から2週間でアクティブユーザーが約7割も落ち込んだというデータがアメリカの市場調査会社から発表されています」

 20日、歌舞伎役者の市川團十郎も「スレッズ辞めました」とブログに投稿。理由は明かしていないが、早くも見切りをつけた模様だ。

 ツイッターからの乗り換えが進まない事情もある。

「ベテランのツイ廃勢からしたら10年以上かけて築いてきたフォロワーを失うわけにはいかない。ツイッターとスレッズを併用するという方法もありますが、そこまでして書く内容がなく、どっちつかずになってしまいます。また当初は『健全なSNS』だという評判でしたが、早くもツイッターと同様に出会い系サイトへの誘導や情報商材業者で溢れかえっていますよ」

 さらに「スレッズには致命的な弱点がある」と指摘する。

「スレッズはインスタの設計思想を引き継いだ『画像重視』のSNS。画像を添付した投稿が上位表示されるアルゴリズムになっていて、その結果、見たくなくても高級そうな食事やバカンス先の風景などをアピールする“キラキラ投稿”で溢れかえってしまうんです。こうした『リア充アピール』はツイ廃たちが最も嫌うところ。少なくとも日本でスレッズがツイッターの代わりになることはあり得ないのではないでしょうか」(同関係者)

 覇権争いの行方を世界中が注視している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末