問われる「24時間テレビ」の“コスパ”…募金総額発表で「国立科学博物館」評価再上昇の皮肉

公開日: 更新日:

 8月26~27日に生放送された日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ46 愛は地球を救う」。放送中に発表された募金総額が計2億2223万8290円だったことに、「番組の総製作費が4億円を超えるともささやかれるなか、ネット上では《やる意味あるの?》なんて疑問の声も上がっています」(芸能サイトディレクター)。

 未集計分を含めた最終的な募金総額はもっと増えるし、募金額だけでチャリティー番組の“意味”を語るのも短絡的すぎるだろうが、ネット上では《クラファンの科博より少ないとは》《科博はすごいな》《テレビよりクラファンか》なんて声も飛び交っている。

 クラファンはクラウドファンディング、科博は国立科学博物館のこと。科博では今月7日から、標本を収集、保管する資金が危機的な状況にあるとして、「地球の宝を守れ」と題してクラウドファンディングを開始。目標額は1億円だったが、28日現在で支援者4万4000人、支援総額は7億1000万円を超えている。

「科博のクラファンは現在も続いていて、大手メディアにも《文化系で史上最高額》などと報じられました。そもそも趣旨が違う24時間テレビとは単純比較できないにしても、ほとんどお金をかけずに巨額の“募金”を集めた科博の評価は再上昇しています。24時間テレビが全国放送、メインパーソナリティーに『なにわ男子』とか、チャリティーパーソナリティーに芦田愛菜有働由美子アナ、小泉孝太郎なんて豪華メンバーで派手に宣伝しまくったのとは対照的。いかにもコスパが悪い24時間テレビは番組の意味を問われたとしても、仕方がないのかもしれません」(前出の芸能サイトディレクター)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”