映画「アナログ」は故・竹内結子さんがヒロインだった…原作ビートたけしが演技力にベタ惚れ
「たけしはお笑いコンビ『ピース』の又吉直樹の芥川賞受賞に触発されて、『俺も直木賞をもらいたい』と言い出した。それを聞いた新潮社の担当編集者が『直木賞を取りたいなら、ゴーストライターを使うのではなく、自分で書きなさい』と諭したことで、初めて自分で執筆したんです。たけしのそれまでの本はゴーストライターによるものでした」(出版関係者)
たけしは初の恋愛小説執筆後、18年3月に「オフィス北野」(現・TAP)から独立。だが、独立騒動について「週刊新潮」に報じられたことで、発行元の新潮社と袂を分かったといわれている。
■ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響は
「たけし自身がアナログを撮らなかったのは、この小説の主人公に自らを投影しているため、気恥ずかしかったからだと言われています。メガホンを取ったタカハタ監督は『天才!たけしの元気が出るテレビ』のスタッフ時代から、たけしに可愛がられてきました」(日テレ関係者)
タカハタ監督は15年放送の二宮主演のスペシャルドラマ「赤めだか」(TBS系)のほか、19年に2夜に渡り放送されたテレビ東京開局55周年記念ドラマ「二つの祖国」の監督も務めている。落語家の立川談春(57)の書下ろしである「赤めだか」は師匠の故・立川談志さん(享年75)を描いた作品で、たけしはこの作品で談志役のほか、「二つの祖国」にも特別出演している。