「ジャニーズ新会社」社長最有力 “のんを救った男”の意外な評判…交流20年の編集者が明かす
喧嘩せずウィンウィンの関係をつくっていける
同番組では、日本の芸能界にとっていわば“外様”の福田氏でうまくいくのかというトークも展開されたが、放送作家の山田美保子氏は、「批判されていた同族経営ではなくなった」ことは大きいとして評価した。
「経営のド素人の東山と井ノ原では無理という声は根強かったため、芸能関係者も好感を持って受け入れています。海外進出なども含め、タレントの希望をかなえつつ、旧ジャニーズとベッタリだった日本の芸能界、特にテレビ業界をどこまで変えていけるかが注目されています」(メディア関係者)
こうした経歴を見るとかなりヤリ手の剛腕と思われる福田氏だが、決してゴリゴリのこわもてというわけではないようだ。
「馬力はあるが、日本の芸能界と喧嘩するタイプではなく、ウィンウィンの関係をつくっていける方。いつもはニコニコしていてとてもポジティブ」と番組で茂木氏も語っていたが、福田氏と交流がある多摩美術大学講師で作家・編集者の竹熊健太郎氏もこう話す。
■「こまやかな気遣いができる方」
「交流が始まったのは、共通の知り合いの編集者を介してかれこれ20年くらい前でしょうか。会ったのは数回なんですが、2006年に私が脳梗塞で入院した際は、筒井康隆さんと今敏さんの直筆サイン入りの、映画『パプリカ』の業界用のパンフレットをお見舞いにプレゼントしていただいて感激した記憶があります。その直前に『パプリカ』はかなり好きな映画で2回見たとブログで書いていたんですね。そんなこまやかな気遣いができる方だと思います」
今回、フェイスブック上でこのことを書いた竹熊氏に対し、即座に当時のお礼と、決定したら応援して欲しいと福田氏は書き込んでいる。
「芸能界の古いしきたりにとらわれない方のようなので、就任したら、ガラリと変えてくれることに期待しています」と竹熊氏。旧態依然とし、既得権益がはびこる日本の芸能界の岩盤構造を穿つことができるか。