テレビ各局で「ポスト松本人志」争奪戦が始まった！サンドウィッチマンが筆頭の納得理由

「サンドウィッチマン」の伊達みきお（左）と富澤たけし（Ｃ）日刊ゲンダイ

　確かに、本来ならば松本の後釜を巡っては吉本が既得権を主張しても何ら不思議ではないのだが「吉本は松本の性加害問題の余波を恐れているんですよ」と前出の放送作家はこう続ける。

「今後、裁判や第三者による聞き取り調査が進んだ場合、松本の機嫌を取るために多くの素人女性をアテンドした中堅芸人らの名前が取り沙汰され、アウトになる可能性があります。すでに一部の報道で名前が挙がっているたむらけんじ（50）やパンクブーブーの黒瀬純（48）は氷山の一角に過ぎないんです」

　民放編成関係者がこう付言する。

「素人女性をアテンドすることで松本がMCのレギュラー番組に呼んでもらえるシステムが暗黙の内に成り立っていたといわれても状況的には仕方がないでしょう。もしも、今後の調査で中堅クラスの吉本芸人の名前が挙がった場合、とんでもないことになる。バラエティー番組のひな壇はこうした吉本の中堅で占められている。テレビ局は戦々恐々としています」

■最重要視は“身体検査”

　混乱のさなかにあるテレビ界においてバラエティー番組のプロデューサーらがポスト松本と見定める芸人は一体、誰か。選考において重要視されているのは、笑いのセンス以上に「身体検査」だという。