ワイン好きだった萬田久子 前向きに酒を飲まない「ソバーキュリアス」になった
毎年2月4日はワールドキャンサーデー。一人一人が、がんに関する意識を高め知識を増やし、行動を起こすことを目的として、世界が一体となって各地でさまざまな取り組みを行う日だ。
世界172カ国1200カ所に組織を持つ国際対がん連合(UICC、本部はジュネーブ)が実施するライトアップ点灯イベントが世界中で実施され、日本では全国16カ所の会場が、UICCカラーの「ブルー」「オレンジ」の光で彩られた。
例年、このライトアップにはがんに関係する著名人がゲスト参加。2021年には吉永小百合と坂本龍一、23年には大竹しのぶ、今年は萬田久子が点灯式に登壇した。
萬田は11年に夫の胃がんが発覚、余命3カ月と宣告されて急逝した経験を持つ。
「最近はがんにかかったことが気軽に言える社会になってきたと感じている」(萬田)。
今は好きだったワインも断ち、我慢はせずに前向きに酒を飲まない「ソバーキュリアス」になった。自分の体と向き合うことを大切にするようになったと話した。