ミラノ五輪メダル候補が合宿中に交通事故…スピードスケート新濱立也は「ケガの功名」にできるのか
スピードスケート男子の新濱立也(28)が沖縄の石垣島での個人合宿中、交通事故に巻き込まれたことを自身のSNSで明かした。顔と膝を負傷し、東京都内の病院で治療を受けているという。
事故当時はロードバイクでトレーニング中だった。長野五輪銅メダリストの岡崎朋美氏はこう言う。
「私も国内外いろんな場所で自転車のロードトレーニングをしてきましたが、場所選びは大事です。私の場合、富士急の長田監督がまず視察をして、交通量の多い場所や時間帯、信号や交差点の場所を把握していたので、安心して練習に臨めました。(富士急の拠点が近い)河口湖は観光名所でもあったので、ゴールデンウイーク期間は避けたり、交通量の少ない平日の早朝を選んでいました」
新濱は2026年開催のミラノ五輪でメダルが期待される選手のひとり。19~20年シーズンのW杯では男子500㍍種目別総合優勝を果たした。同大会3月の最終戦で出した33秒79の日本記録はいまだに破られていない。
22年北京冬季五輪では金メダル候補として期待されたが、500メートルではスタート直後にバランスを崩して20位。1000メートルは21位だった。