渋野日向子が“丸裸”で臨む今季初メジャー…スイング固まらず、技術も用具も満足にサポート得られず
米ツアー参戦4年目を迎えた渋野日向子は今年11月で27歳になる。2019年全英女子オープンを制した時は20歳だから、時が経つのは早いもの。米ツアーの勝ち星はその1勝のみ。悲願の2勝目がメジャーなら最高だろうが、それを期待できる状況にあるといえるのか。
まず指導者だ。プロ入り前の17年から指導を受けていた青木翔コーチと20年末に離れ、その間は石川遼などの助言に耳を傾け、2年後に再び青木コーチの元に戻った。
「一昨年から上田桃子や吉田優利などを教える辻村明志コーチに教えを受けるようになったが、今はコーチに頼らずマネジャーにスイングの動画を撮ってもらいチェックしていると聞いた。スイングが今も固まっていないのは、そのせいではないか」(ツアー関係者)
プロにとって命ともいえるクラブも替えた。長く愛用していたPINGとの契約が昨年末で切れたことで、今はフリー。契約の縛りがなく、好きなクラブを使えるため、いろいろと試した末に、ドライバーはタイトリスト、アイアンはスリクソンを選んだ。ボールもタイトリストからスリクソンにチェンジした。