リッキーこと岡博之さんは芸人からサンミュージック社長に 「この30年紅白出場歌手がいない。音楽を頑張ろう」
現役の芸人ながら、昨年11月から大手プロダクションの社長になり、話題のリッキーこと岡博之さん。社長就任を言われた瞬間から今後の芸能界改革までを聞いた。
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──大手プロダクションの副社長になったのも大きなニュースでしたが、あっという間に社長に就任です。
21年の4月に副社長になり、社長に就任したのは23年11月ですから2年7カ月。その間に相澤(正久)から「そういう立場(社長)になると心の中では思っていてほしい」とは言われていました。「まさか僕が」と疑っていましたが、去年の11月、サンミュージックの創業55周年のタイミングに合わせて就任しました。
──「社長になってくれ」と言われた瞬間は?
瞬間という劇的なことはなくて、フニャッとした感じでしたよ。9月に相澤から「わかってると思うけど、社長やってもらうよ」と軽く言われて(笑)。僕は「あ、やっぱり僕が社長やるんですね?」ととぼけた感じで答えて。しばらくしてから「俺が社長か……」としみじみ思いましたが。
──芸人が独立して事務所をつくり、社長になるケースはよくありますが、所属している大手プロダクションの社長になる例は初ですね。
副社長の前も取締役、常務と務め、10年以上は段階を踏んできたのですが、「芸人がいきなり社長?」と思っている方もいるみたいですね。
会社の話で恐縮ですが、僕が社長になるタイミングで、番組制作やCM部やサンミュージック出版とかいくつかある部門をまとめてサンミュージックグループホールディングスにして、相澤がトップになり、その中のプロダクション部門の社長を僕がやることになったんです。