著者のコラム一覧
高倉文紀美少女・女優評論家

札幌市生まれ。女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がける。映画パンフレット、芸能プロダクション・企業向け分析リポートの執筆も担当。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

森日菜美は負けん気の強さで才能開花 東宝芸能はクビ寸前の状態だった

公開日: 更新日:

 今年1月に放送された「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)にゲスト出演したときに彼女は、まったく仕事がない時期が続き事務所のスタッフに「もう居場所はないよ」とクビ寸前状態を宣言されて、「じゃあ、売れてやんよ」と息巻いてしまったというエピソードを明かした。

 2020年からグラビアで活躍するようになり、さらに「呼び出し先生タナカ」で負けん気の強さをうまく生かして、バラエティーの才能が開花。ターニングポイントになったのは、彼女が作ったケーキがMCのアンガールズ田中卓志から厳しい評価を受けて収録中に泣き出してしまうという出来事だった。

 もともとよく泣くほうだという彼女がバラエティーで泣いたのは初めてだったが、その姿が「かわいすぎる」とネット上で話題を集めて、「森日菜美 号泣」で検索する人が増えた。その個性的なリアクションが注目され、どっきり番組でも活躍するようになった。彼女が芸能界で“居場所”を見つけた瞬間だ。

 今年3月の23歳の誕生日には初のフォトスタイルブックが発売。メークやビューティーケアに関しても語っていて、女性支持が高いことを示している。雑草育ちで、自分の気持ちを素直に表に出す彼女の姿が、親しみやすい存在として同性の共感を得ているのだろう。

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