永野芽郁から広瀬アリスへ…フジ伝統「月9」で2クール連続“重めラブストーリー”の勝算
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「これまでの月9の3作は、世帯視聴率の苦戦は覚悟の上での“新しい月9”を目指す挑戦だと思います」と、こう続ける。
「ずっと地上波テレビを見てきた層からの不評は承知の上で、もっと若い層にアピールできるものを、という狙いなのかなと。思えばフジテレビが月曜9時に連ドラを始めたのが1987年4月期の『アナウンサーぷっつん物語』から。そこから“ギョーカイもの”が続いて、やがてトレンディードラマ路線になっていったわけですが、当初は40代以上の大人世代からは酷評されていたものです」
そして次クール、4月8日スタートの「366日」は、HYの同名曲をモチーフにしたオリジナルラブストーリー。主人公を広瀬アリス(29)が演じ、その高校時代の想い人に真栄田郷敦(24)。「最愛」(21年TBS)を手掛けた清水友佳子氏が脚本、「義母と娘のブルース」(18年TBS)を手掛けた平川雄一朗氏が演出を担当する。
前出の亀井氏は「HYの『366日』は世代を超えて愛され、多くのアーティストがカバーする名曲。《ならば見てみよう》という人も多いかと思いますが、少し不安要素も……」と、こう続ける。