不適切にもほどがあった? 深夜お色気番組から生まれたアイドルグループはこんなに元気だった
セクシー女優とグラドルが合体
さらにテレビ東京系では、2008年に究極の深夜お色気番組「おねがい!マスカット」がスタート。番組には、セクシー女優やグラビアアイドルなどの異業種のタレントで構成されたメンバーが集まり、恵比寿マスカッツとして活動を開始。これまであまりバラエティー番組に出演することがなかったセクシー女優の蒼井そら、麻美ゆま、吉沢明歩らが中心だったことで、瞬く間に人気番組となった。番組は1年で終了したが、後続番組「おねだり!!マスカット」で恵比寿マスカッツはさらに人気になり、歌手デビューすることになった。以降も番組名を変えながら、5年間の活動でグループは解散。伝説の番組として今でも語られている。
その後に平成の「オールナイトフジ」という触れ込みで09年に「キャンパスナイトフジ」がフジテレビでスタートしたのだが、エロさもヌルく番組的にも芸人がワイワイやっているだけの番組だったことで、女の子の注目度も低く、番組は1年で終了。終了間際に、レギュラーのキャンパスナイターズが「エロくないのにエロく聴こえる歌~しこたまがんばれ!~」を発売するも世間に浸透することもなくグループは消滅。
そして現在は令和の「オールナイトフジ」として「オールナイトフジコ」が昨年4月から始まり、現役女子大生のフジコーズが活動している。昨年12月に「ウェーイTOKYO」でデビュー。このままオールナイターズのように人気となるのか気になるところだが、この4月から番組の放送時間が2時間から1時間に短縮され、番組終了の危機でもある。今のご時世で深夜お色気番組からスターは生まれるか難しいのかも知れないが、まずはフジコーズに期待をしてみたい。
(ブレーメン大島/プロアイドルヲタク)