再評価されるKinKi Kids堂本剛のマルチタスクと独創性 音楽に加えファッションPで手腕発揮
20年以上も続けているソロプロジェクト「.ENDRECHERI.」は、コンスタントに全国ツアーを開催できる盤石人気。2月には音楽フェス「ENDRECHERI MIX AND YOU FES FUNK&FUNK」を初めて主催し、「Bling-Bang-Bang-Born」が大バズリ中のCreepy Nutsほか、大物ミュージシャンを多数招いた。夏以降、複数の大型フェスに参加。木村拓哉(51)のニューアルバム「SEE YOU THERE」(8月14日リリース)の収録曲「Crazy in love」では、作詞・作曲・編曲を手掛けた。
独創性は他分野でも発揮。22年と23年にはファッションプロデューサーとして、大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」からコラボ商品を発売。12年からはお笑い大喜利イベント「堂本剛 独演会 小喜利の私」を主催しており、6月10日には「PURE喜利」を成功させた。10月には、27年ぶりの主演映画「まる」の公開を控える。このマルチと対応力の高さが剛の魅力だと、エンタメライターの伊藤雅奈子氏は分析する。
「今年3月でKinKiの民放レギュラーは0本になってしまったけど、剛さんはSNSや無料動画、配信番組を駆使して、創出した作品をプロモーションする術が巧み。そのうえで、立てるステージを自分でつくり上げていく。ファンクからバラードまでジャンルレスで、変化に向き合い、進化に対応するレーダーが40歳を過ぎてもさびていない。お笑いから歌手、俳優まで振り幅があるのもマルチタレントでいられるゆえん」
1月には、ももいろクローバーZの百田夏菜子(29)と電撃婚。さらなる進化を遂げそうだ。