沢口愛華、雪平莉左、寺本莉緒…イメージDVDを出さないグラドルの“飢餓感”戦略
グラビアアイドルといえば都内では毎週のようにDVDの発売イベントが行われ、撮影会の開催も多い。今では数千人のグラビアアイドルが存在しているといわれているが、何枚DVDを出しているか、発売イベントにどれだけ動員できるかが重要な数字で、人気のバロメーターとなっている。熊田曜子のように70枚を超えるDVDを出したグラドルや、ひとりで年に4枚ものDVDを出すツワモノもいる。
その一方で、なんらかのきっかけでグラビアを卒業する人も多い。今では女優として活躍している綾瀬はるかや倉科カナは、駆け出しの頃は数枚のDVDを発売して、グラビアアイドルをやりながら女優活動もしていたが、女優として成功するに従ってグラビアは封印してしまった。また、DVDを1枚だけ発売して、デビュー作が最後の作品になっている子もいる。筧美和子、武田玲奈、大原優乃あたりがそうだ。
DVDをリリースすることがグラビアアイドルとして当たり前のようになっていたが、ここ数年は“DVDを発売しないグラビアアイドル”が増えている。彼女たちは雑誌のグラビアやデジタル写真集などをメインに活動し、動画は雑誌の付録やYouTubeなどでしか見られないことが多い。
名古屋を中心にライブアイドルとして活動していた沢口愛華は、「ミスマガジン2018」出場をきっかけに怒涛の水着展開がスタートした。多くの雑誌の表紙を飾り、写真集も発売。さらにフォトブックまで発売している。そのフォトブックだが、DVDの付録が付いていた。市販のイメージDVDとはニュアンスが違うが、DVDを出さないグラビアアイドルの代表的な手法と言えるだろう。