オードリーはなぜギネス記録を達成できたのか? 東京ドームライブで15万人動員の謎解き

公開日: 更新日:

「それまでの王道を歩んでこなかったことが、逆にオードリーの個性になったのではないでしょうか。ボケ、ツッコミを入れ替え、ラストイヤー間近になってM-1準優勝を果たした遅咲きの漫才コンビですし、05年ぐらいにBSフジとニッポン放送の『お笑いネクストブレーク ANNへの道』ってイベントでネタと5分ぐらいのトークに挑戦した際には、審査員から“トークにそつがなさすぎる”と言われたと若林さんが語っていた記憶もあります。要は漫才もトークも最初から才能を認められていたわけじゃないんです」

 しかし、それが彼らの最大の武器となったという。

「その分、悩みながらアップデートし続ける若林さんには共感できるところも多いし、とがった芸人やベテランにありがちな押しつけがましさもない。春日さんは春日さんでマイペースにいろんなチャレンジを続けていて今や風格さえ漂っています。さらには、高校時代の友人や下積み時代にお世話になったショーパブ芸人を番組に招いたり、見込みのあるハガキ職人と交流したり、スタッフをチーム付け焼き刃と名付けてイジったりと、ラジオを通じてオードリー特有のエンタメをつくっていった。その手作り感が、誰にも真似できない武器になったんだと思います」(鈴木氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末