アリス谷村新司追悼“シンクロ”コンサートは満席!立ち位置にマイクとギター、トークも映像で再現
アリスが18日、日本武道館で谷村新司追悼コンサート「アリス コンサート2024 ALICE FOREVER~アリガトウ~」を開催した。
会場は満席。ステージ右、谷村新司(享年74)の立ち位置にはマイクと愛用のギターが5本並び、ボーカル&ギターの堀内孝雄(74)とドラムの矢沢透(75)が登場すると「冬の稲妻」を熱唱。2曲目の「今はもうだれも」を歌い終え、MCに入ると堀内は「なんでおまえは逝ったんだ」と胸を詰まらせた。
3曲目からは過去の谷村の映像と生演奏を合わせた“シンクロ”構成で展開。正面のスクリーンには堀内と谷村のツーショット映像といつものツインボーカルで数々の名曲を披露。途中、谷村のソロ、MCトークも過去の映像を利用して行われ、堀内が「今日は欠席」と表現したように、谷村だけリモート出演しているかのよう。コロナ禍を経て技術力が高まったおかげで、映像も音も違和感がなく、哀悼をいったん忘れてライブに没頭できるほどのハイクオリティーだった。アンコールでは名曲「チャンピオン」を演奏し、全21曲を披露。いつもどおりのメンバー紹介「永遠のリーダー、谷村新司!」と話すと会場は最高潮の盛り上がりを見せた。