バッテリィズが令和に「おバカ漫才」を蘇らせた!M-1グランプリ令和ロマンに肉迫した魅力をラリー遠田氏が解説

公開日: 更新日:

 先日行われた「M-1グランプリ2024」(ABCテレビ、テレビ朝日系)は、令和ロマンが大会初の2連覇の偉業を達成したが、惜しくも準優勝ながら、決勝戦でキッチリ爪痕を残したのがバッテリィズだ。

 バッテリィズ(エース・30/寺家・34)は、草野球チームでピッチャーとキャッチャーのバッテリーを組んでいた2人が2017年に結成。

 今回、決勝戦初進出ながら、ファーストラウンドで7組目として登場すると、令和ロマンの850点を上回る861点で1位通過。最終決戦では、9人の審査員のうち、5人が令和ロマン、3人がバッテリィズ、1人が真空ジェシカに投票し、令和ロマンには2票差と肉薄した。

 ファーストラウンドのネタは「偉人の名言」、偉人の名言を説明するインテリ風の寺家に、“バカ”なエースがボケを連発すると、会場は爆笑に包まれ、空気は一変。

 採点後のコメントでは、「ボケが来るタイミングも角度もわからへんから、笑う準備ができへん間に笑かされてしまう」(NON STYLE石田)、「小難しい漫才が増えている中で、ワクワクするバカが現れた。日本を明るくしてくれそう」(オードリー若林)、「昔からあるスタイルだと思うが、逆に新しすぎてめちゃめちゃ面白かった」(かまいたち山内)、「他の人がやってもこんな面白くならない。エースの間が今日、一番笑えた」(ナイツ塙)、「長らく途絶えていたアホ漫才を令和の時代にうまいこと蘇らせた」(博多大吉)などなど、審査員たちも大絶賛だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚

  2. 2

    二宮和也「ブス発言」と中居正広「指差し高笑い」の“イジリ”のダサさ…中高年になっても若い時のまま

  3. 3

    竹内結子さん急死の謎 家庭と仕事の両立に金銭的な重圧も

  4. 4

    メジャーで人気沸騰も菅野智之に致命的“欠点”… 巨人関係者が不安視する「野手をウンザリさせてきた悪癖」

  5. 5

    中居正広が地上波テレビから消える?「女性トラブルで“示談金”9000万円」報道の深刻度

  1. 6

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  3. 8

    不倫の斉藤由貴 モルモン教徒は「離婚できない」は本当か

  4. 9

    大阪万博のシンボルにくすぶる“パクリ疑惑”…リングの愛称は「パクリング」でエエんちゃう?

  5. 10

    「かわいそうな日本の老人」…訪日した中国人がタクシー運転手にギョッとするわけ