舛添要一元東京都知事もフジテレビに苦言…「時の権力者と癒着し、利権を求める体質のトップ」との深い因縁
日枝氏は安倍氏や森喜朗元首相(87)ら政界の有力者とも近しい関係を築き、株主総会でも「カジノ特区」について力説。構想実現は時間の問題と思われたのだが、「カジノ特区」は誘致に名乗り出た自治体の中から国が選定する仕組みだ。
つまり、東京都の支援が何よりも必要だったのだが、知事だった舛添氏は出演したフジの番組で「日本経済はカジノがなくてもよみがえる」と主張。フジや大手不動産会社が掲げていたカジノ計画に含まれていた一部都有地の貸し出しを決めたことから、日枝氏の悲願だった「お台場カジノ構想」はジ・エンド。真偽不明だが、舛添氏の判断に対して日枝氏が激怒した、などとも報じられた。
舛添氏が「お台場カジノ構想」にダメ出しして以降、フジの視聴率は急降下している。
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地に堕ちたフジテレビの信頼は果たして回復するのか。●関連記事【もっと読む】で『フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘』【さらに読む】で『フジテレビ存亡の機…午後の“やり直し会見”で港社長はマトモな回答ができるのか? 再失敗に社員は戦々恐々』を取り上げている。