フジテレビ存亡の機…午後の“やり直し会見”で港社長はマトモな回答ができるのか? 再失敗に社員は戦々恐々

公開日: 更新日:

 社員の関与が疑われている女性トラブルをめぐる記者会見で隠蔽体質を露呈し、猛批判を浴びているフジテレビが、27日午後4時から“やり直し”会見を開く。今回は1社4人までとしながらも希望者を拒まず、動画撮影も認める「オープンな会見」だが、フジの社内は「再び失敗したら、オシマイ」と戦々恐々。お粗末対応を繰り返したら、スポンサーが戻らず、国会での追及が強まる「4月危機」が現実のものとなる。

  ◇  ◇  ◇

「同じメンバーでやるんですか。不安でしかない」

「仕切りは誰ですか」

「もっと若手で会見してもらえませんか」

 港浩一社長と嘉納修治会長が出席した先週23日のフジの社員向け説明会で、再会見を危惧する声が次々と上がっていた。

 結局、27日の会見には港、嘉納両氏と、遠藤龍之介副会長、親会社の金光修社長の4人が出席するという。前回、「調査委員会に委ねる」「回答を控える」を連発した港社長にマトモな回答ができるのか。批判を払拭できるのか。会見の内容次第では、視聴者の怒りの火にさらに油を注ぎ、スポンサーが二度と戻って来なくなるかもしれない。

 前回17日の会見からわずか3日で、CM中止は75社以上に達した。その後も、化粧品メーカーの「KOSE」や英会話の「NOVA」が、24日にCMを中止したことが日刊ゲンダイの取材でわかっている。フジは一部企業から「広告料金の返還」を求められており、返金や契約キャンセルを伝え始めている。フジの損失額は1~3月期だけで200億円との内部試算もある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  3. 3

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  4. 4

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  5. 5

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 8

    “上納接待”疑惑でフジテレビ大激震…女子アナたちの怒りと困惑「#MeToo運動」に発展か?

  4. 9

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ