興収10.5億円「劇場版コナン」地上波放映でも圧倒的コア視聴率 “超キラーコンテンツ”に進化したワケ
劇場版コナンは、なぜここまでの超キラーコンテンツへと進化を遂げたのか?
■原作者の青山剛昌氏が制作過程から守り続けるコナンの世界観
「テレビアニメを通してなんとなく知っている層でも、気軽に二世代、三世代と家族で楽しめる『推理エンタメ』として完成度が高いという部分も大きいですが、コナンの映画は毎作、色々なキャラにスポットを当てており、原作ファンも含めて、劇場版そのものに付加価値がつく作品をしっかり提供していることが、人気の理由の一つと挙げられるでしょう」(アニメ業界関係者)
劇場版は、原作者である青山剛昌氏が、企画段階から脚本家や監督などと集まり、プロットを作り、時には絵コンテやセリフを修正し、原画も描くなど、制作過程で監修をし、コナンの世界観を守っていることも、劇場版コナンへの信頼度が高い理由といえる。
その上で、映画でしか味わえないキャラの掘り下げや新事実が加えられており、それが原作や各キャラクターのファンを脱落させずに、かつ新規ファンを取り込む仕掛けになっていると考えられる。